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【2017年版】学生納付特例で免除された年金を追納すべきか計算した

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学生のころに学生納付特例を使って年金の支払いを免除してもらっていた人は多いと思いますが、その後10年以内であれば追納できるのをご存じでしょうか?

 

追納すれば将来貰える年金額が増えて、長生きすればするほどお得になるのですが、追納額も決して少ない金額ではないので追納すべきかどうか迷っている方も多いと思います。

 

私は今年で30歳になるので、追納するのであれば今年しておかないと追納できなくなってしまいますので、実際のところ追納したら得するのか損するのかを計算してみました。

 

結論から言うと、追納せずに自分で運用したほうがお得な気がするので私は追納しないことに決めました

今回は年金を追納したらどれくらい貰えるお金が増えるのか紹介します!

私の未払い額

私は大学の学部時代に年金の全額免除を利用していました。

 

私は8月生まれですので、未納分は

平成19年度:8ヶ月

平成20年度:12ヶ月

平成21年度:12ヶ月

の計32ヶ月間です。

 

追納するのに必要な金額は次の表から簡単に調べられます。

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学生納付特例制度|日本年金機構より引用

 

この表から計算すると、私の場合は全部追納するために必要な金額は

485,240円

となります。結構高いな。。

貰える年金の差額は?

平成29年度の例で考えると、老齢基礎年金は満額で年間779,300円です。

未納月が1月ある毎にこれが1,623円ずつ減っていきます。

私の場合は32ヶ月間未納ですので、追納しないと年間51,953円年金が減ることになります。

お得かどうかの計算

48万5千円を追納すれば年金額が年間5万円ちょっと増えるので、単純に考えると10年間以上年金を貰うと追納したほうがお得になります。

年金は65歳から貰えるので、75歳まで生きればもとが取れることになりますね。

厚生労働省のデータによると、75歳まで生きる人の割合は男性で75%、女性で88%もありますので、かなりの人は追納したほうがお得ということになります。

 

しかし、追納せずに浮いた48万5千円をほぼ年利0%の貯金で寝かせておくのはもったいないので、この金額を元手に運用した場合も考えてみましょう。

年利1%で運用

まず、年利1%で運用した場合ですが、この場合は追納した場合の年金支給額の差額が元手+運用利回りを上回るのは80歳になってからになります。

日本人男性の平均年齢がおよそ80歳ですので、ちょうど平均年齢まで生きればトントンです。

 

年利1%程度でしたら投資信託などでも比較的実現しやすいので、資産運用などよくわからない人でも現実的に狙える数字なんじゃないかと思います。

年利2%で運用

次に、年利2%で運用した場合です。2%になると、年金支給額の差額が上回るのはなんと107歳になってからです。

 

厚生労働省のデータでは、107歳まで生きている人の割合は男性で0.05%、女性で0.3%ですので、年利2%で運用できればほとんどの人は年金を追納するより自分で運用したほうがお得になります。

 

追納した場合、追納せず年利1%か2%で運用した場合をグラフで表すと次のようになります。

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おまけ:所得控除もあるよ

ちなみに、実は年金を追納すると所得控除というのがあって節税することが出来ます。

 

私は現在海外にいて所得控除の恩恵を受けられないため、これまでの計算には節税分を含めていません

 

どれくらい税金がお得になるかは所得の額などによるのですが、所得控除の効果についても知りたいという方のためにざっくりとした計算を載せておくと、

所得税の節税:追納額の5%

住民税の節税:追納額の10%

くらいですので、私のように48万5千円を追納すれば、7万3千円ほど税金が返ってくることになります。結構大きいですね。

 

所得控除を考慮すると、だいたい次のようなグラフになります。

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この場合、年金で貰える額が追納額+運用利回りを超える年齢は

運用なし:72歳

年利1%運用:77歳

年利2%運用:91歳

になります。

所得控除を含めて考えると、年利1%運用でも平均寿命まで生きれば追納しておいたほうがちょっとお得になります。

結局のところ追納すべきなの?

私はいろいろ計算した結果、追納はしないことに決めました。

理由は

  • 海外にいるため追納しても節税できない
  • 年利1%くらいだったら実現できる気がする
  • 追納分を運用に回すことで、運用の勉強にもなる
  • 将来的に年金制度がどうなっているのかちょっと不安

という4点です。

 

結局のところ、

  • 追納分の資金を運用する気があるなら追納せず自分で運用
  • 運用する気がないなら追納する

というふうに判断すれば良いのではないかと思います。

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