東京オリンピックも迫ってきて、英語学習熱がどんどん高まっているようですが、これを機会にスキルアップのために英語の勉強を開始して、ビジネスでも英語を使えるようになりたいという人も多いんじゃないでしょうか。
ビジネスレベルで英語が使えるようになると英語が出来ない人と比べて年収が平均200万円も高くなるという調査結果もあるそうですので、できればビジネスレベルまで英語を上達して収入アップを狙いたいですよね。
しかし、語学はそう簡単に習得できるものではないので英語学習を始めたけどなかなか伸び悩んでいるという人も多いと思います。
もしあなたが英語の勉強しているのに全然上達して喋れるようにならないと思っているなら、その原因はほぼ間違いなく努力不足・勉強時間不足です。
効率よくちゃちゃっと勉強して英語を喋れるようになる方法を探したくなるかもしれませんが、はっきり言ってそんな方法はありませんので愚直に勉強を続けるのが一番の早道です。
※あなたのまわりになぜか簡単に外国語を習得している人がいるかもしれませんが、そういう人は語学の才能にあふれている事が多いので普通の人はそうはいきません。また、簡単に習得しているように見えても実はかなり努力もしているはずです。
週一回1時間の英会話教室だけで上達しようなんて甘すぎる
英語喋れるようになりたいと思って、取り敢えず週一回1時間くらい英会話スクールに通っている人っていますよね。
スクールとは別に家でもたくさん勉強していれば良いんですが、スクールに通っていることに満足して家で英語学習をしていなかったら正直英語の上達なんてほぼ見込めません。
中学や高校のときですら週3回とか4回とかの授業+宿題で英語を毎日のように勉強してもなかなか上達しなかったのに、それより学習の頻度を落として英語上達しようなんて甘すぎます。
もしあなたがビジネスレベルで英語を使えるようになりたいと思っているなら、少なくとも毎日1時間は英語学習に当てるべきです。
まずは4000時間の学習を目指そう
英語の習得にはだいたい4000時間ほどの学習が必要というのが通説のようですが、中高大で平均的には2000時間くらい勉強しているらしいので、残り2000時間勉強すればそれなりに英語が使えるようになります。
毎日1時間英語学習をすれば5年半で英語が使えるようになる計算ですね。
もっと早く英語を習得したいなら毎日2時間に増やすとか、休日に長く勉強するなどしてどんどん勉強時間を稼ぎましょう。
机に座って勉強するだけが英語学習ではないので、日本のドラマ見るの止めて英語ドラマを見るようにするとか、通勤中に英語のポッドキャストを聞くとか勉強時間はいくらでも捻出できます。
私の場合は、大学卒業後から+2000時間ほど勉強したころにちょうどTOEICが900点を突破しましたので、4000時間で英語が習得できるというのはまあまあ妥当な時間だと思います。
実は4000時間はスタートポイントにしか過ぎない
合計4000時間学習すれば英語を習得できると書きましたが、実は4000時間勉強した所で英語がペラペラになるわけではありません。
スピーキングは向き不向きがあって個人差が大きいので一口に言うのは難しいのですが(例えば日本語でも人と雑談するのが苦手な人は当然英語でもうまく雑談できるようにはならないし、日本語でも電話を取るのが嫌いな人は英語で電話がかかってきたら絶望的な気分になる)、4000時間勉強した時点だとだいたい次のような感じになるんじゃないかと思います。
- 日本企業内で一応英語を使った業務はできる
- まだまだ上手く使えないので英語を業務で使うことに対するストレスはかなり大きい
- 自分の専門分野についてはそれなりに喋れるが、よく知らない分野についてはさっぱりしゃべれない。
これを「ビジネスレベル」の英語と呼ぶかはよくわかりませんが、とりあえず4000時間だとこんなもんです。
この先は正直かなり先は長いですし、どれだけ学習してもネイティブのようにはならないのでゴールはありません。
あとは自分がどのレベルを目指したいのか考えて、そこに向けて地道に学習を続けていきましょう。
まとめ
とりあえず英語学習してるのにしゃべれるようにならないって言っている人は、本当に十分な時間英語学習しているのかチェックしてみましょう。
もしあなたがビジネスで英語を使いたいんであれば、週一回1時間とか毎日15分とかだと英語習得までに驚くほど時間がかかってあまり現実的ではないので、もっと毎日ガンガン勉強しましょう。
最低一日1時間は英語学習に当てることをお勧めします!