カナダでは外食すると値段も高く特に味も美味しくない場合が多いので、必然的に自炊することが多くなります。
ただ、私はカナダに来るまでほぼ自炊したことがなかったので自炊スキルはほぼゼロで、しかも面倒くさがりなので頑張ってご飯を作ろうという気になかなかなりません。
そこで、だいたい週5日くらいは野菜炒めをフライパンいっぱい作って、ご飯と味噌汁と野菜炒めの3点セットを晩ご飯にしています(味噌汁は大量に作って5日くらい食べ続ける)。
しかし残念なことに、カナダでは日本で見かけるような薄い肉は売っていないのです。
初めはベーコンで代用したりしてみたんですが、油っこくなるしやはり肉のほうが美味しい気がします。
というわけで最近はひき肉を使っているんですが、ひき肉と言っても牛豚鶏など色々なひき肉があるので野菜炒めにどのひき肉を買うべきなのかよくわからないですよね。
そこで、それぞれ食べ比べてみたので結果を紹介します!
肉4種食べ比べ
味付けは基本的に塩・胡椒のみです。たまに気が向いたら醤油追加したり、梅干し潰して入れてみたり、味覇を使ったりもします。
牛肉
まずは王道牛肉です。
生の状態だと他の肉より赤みが強いです。
肉を炒めた後、適当に野菜をぶち込んで塩コショウしたらこんな感じ。
完成!
牛肉は炒めると濃い茶色になりますね。
お味の程は、どうも油っこくて癖が強いです。一口目はまあいいですが、皿いっぱいの牛肉野菜炒めはちょっとむかむかする感じがします。
ということで、油っこいのが嫌いな人にとっては牛ひき肉はあまり野菜炒めに適さなさそうです。
豚肉
お次は豚肉です。
牛肉に比べるとだいぶ色が薄いですね。お肉は結構パラパラして炒めやすいです。
炒めた後はこんな感じ。
さらに盛り付けて完成!
豚肉は癖が少なく、油分も少なめなので非常にあっさりしています。塩加減さえミスらなければ毎日でも食べれそうです。
鶏肉
3つ目は鶏肉です。
色は豚肉に近くピンク色ですが、豚肉よりもちっとしています。ちょっと塊になりやすく炒めやすさでいうと豚肉にはちょっと及ばない感じです。
野菜投入後。
完成!
鶏肉も癖が少ないので非常に食べやすいです。豚肉に比べると肉のモッチリ感があって、柔らかい肉の食感が楽しめます。
ターキー(七面鳥)
最後はターキー(七面鳥)です。七面鳥というとなんかクリスマスに食べるイメージがありますが、こっちの人は実際はクリスマスじゃなくサンクスギビングに食べます。クリスマスに食べることもあるそうですが。
いずれにせよ、ひき肉はいつでも売ってます。
生の状態だと鶏肉に似ている気がしますが、モチモチ感はあまりありません。
例のごとく野菜を投入。
完成!!
鶏肉に比べると少しパサッとしている印象を受けますが、油が少なくてヘルシーな感じがします。
ただ、塩コショウで味付けするだけでは少し臭みが残っているような…美味しく料理するには少し手間がいるのかもしれません。
結果発表
ということで、4種類食べ比べたので野菜炒めに最適なひき肉を発表します!
4位! 牛肉
油っこい野菜炒めが好きな人には牛肉がお薦めです。
3位! ターキー
ターキー丸焼きは面倒だけど、ちょっとクリスマス気分を味わいたい人はターキーのひき肉を使いましょう。一手間かけて臭みを取るとさらに美味しくてヘルシーです。
2位! 鶏肉
あっさりもちもち野菜炒めを手軽に楽しみたい人は、鶏肉をお勧めします。
1位!! 豚肉
肉に強いこだわりがないなら、とりあえず豚肉を使っておけば間違いありません。
パラパラして炒めやすいですし、味もあっさりで毎日食べても飽きません。
ちなみに私は9割方豚肉で、たまに豚肉が売り切れていたら鶏肉の野菜炒めにしています。
ご飯と味噌汁をつけるとこんな感じ。
おまけ:フライパン
私は野菜炒めには鉄のフライパン(Lodge スキレット)を使っています。
正直に言うと味の違いはよくわかりませんが、なんかテフロン加工のものより鉄の方が美味しいという噂を聞いたのでそれを信じてかれこれ1年以上使ってます。
ちなみに8インチ(20cm)のフライパンいっぱいに野菜炒めを作るとだいたいお腹いっぱいになるので一人暮らしには8インチがお薦めです。(でもたまにフライパンから溢れそうになるのでもしかしたらもう1サイズ上のほうが良いのかも…)
このフライパンの難点は鉄なのでなんといっても重いことと、取っ手も鉄なので炒め終わった頃には熱くなって持てなくなっていることです。
まあでも丁寧に使ったら一生使えるらしいので、頻繁にテフロン加工のフライパン買い換えるより経済的ですし、テフロン加工のやつより愛着もわきますよね。