純ジャパって言葉を見ると鳥肌が立つ
最近英語勉強関係のブログなどを見ていると、「純ジャパ」という言葉を目にすることがしょっちゅうあります。(実際日常会話で誰かが使っているのを聞いたことはないですが)
どうやら「帰国子女ではなく、留学経験もない人」という意味で使われているようですが、私はどうもこの純ジャパという言葉が好きになれません。
というかむしろ目にするとなんか嫌な感じがするので早くこの言葉が廃れて欲しいです。
嫌いな理由1:なにが「純」なのか不明
そもそも何が「純」なのか意味がわかりません。
「ジャパ」はジャパニーズ、つまり日本人ってことだと思うんで、純粋な日本人ってことなのかなと推測できますが、じゃあ留学経験者や帰国子女は純粋な日本人じゃなくなるんですかって話ですよね。
ずっと日本に住んでいる人を「純」と言ってしまうあたり、自分たちとは違うものを許容できない日本社会の排他性があらわれているなーと思います。
嫌いな理由2:外国語コンプレックスが詰め込められている気がする
この言葉は純ジャパ「なのに」英語が喋れる、とか純ジャパ「でも」TOEIC900点とかいう文脈で使われていることが多いです。
こういった文脈で使われていることを考えると、「純ジャパ」というのは日本語以外の言語はできないという前提で使われていて、さらにその状態を卑下している感じがするんですよね。
つまり、「純ジャパ」というだけでなんだかネガティブな印象がある。
基本的には日本でずっと暮らしていくんだったら英語なんて喋れなくても何の問題もないので、英語ができないことにコンプレックスを感じる必要はないはずです。
ところが、ネガティブな印象のある「純ジャパ」という言葉を使われた途端、なんだか英語が喋れないのは良くないですよと言われているようで、英語コンプレックスを増長しようしているんじゃないかという気がします。
嫌いな理由3:隠語が表舞台に出てきたみたいな違和感
アメリカ人は英語しか話せない人がたくさんいるので、アメリカのジョークで、
2ヶ国語を話す人はバイリンガル、3ヶ国語以上話す人はマルチリンガル、では1ヶ国語しか話さない人は?
→答え「アメリカン」
というのがあります。
なんか日本語しか話さない人を「純ジャパ」っていうのにすごい似てますよね。
ただ、アメリカのものはジョークで言っているだけなのに対し、日本のものはジョークでとどめておけば良いものをそれが真面目な文脈でも使われ初めてしまった感じがして、すごく違和感があります。
ジョークで言っただけなのにマジに取られてどんどん話が大きくなっちゃったよどうしよう、みたいな感じですかね。
まとめ
- とりあえず「純ジャパ」って言葉に違和感しかないので早く死語になればいいと思う